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般若心経 2

観自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。 

観世音菩薩が真実に到達するための、直観的な心の働きを深く実行の形で経験しておられた時(坐禅)、この宇宙を形成している五種類の集合体は、すべてありのままであることを自分の体全体でつかまれた。その結果、我々の人間社会における一切の苦しみや、我々に困難をもたらす様々の問題をすべて解決された。
  
※五蘊
(姿)眼に見える、耳に聞こえる、手に触れるなど感覚的につかむことの出来る世界・(感覚)感覚器官を通して下界の刺激を受け入れる働き・(思考)ものを考える働き・(行為)行い・(意識)行いからさまざまな形で出来上がってきた心。

について、「ありのまま]という意味を持つている。我々は頭を使って色々なことを考える。善いとか悪いとかという判断をする、美しいとか醜いとかという判断をする、美味しいとかまずいとか判断する。そういう様々の好き嫌いを超越することが「空」と言う思想の意味。「空」とは「ない」と言う事ではなしに、「ありのまま」の姿を示している。その「ありのまま」の姿を勉強する事が仏道修行。

舎利子。色不異空。空不異色。色即是空。空即是色。受想行識。亦復如是 

釈尊が説法を聞いている、弟子の舎利子に呼びかけらた。人間は物事を色々と頭で考えて解釈し、感覚的にそれを好ましいとか、好ましくないと感じたりする。しかし、そういう人間の思惑や感情を乗り越えて、我々が生きている世界はありのままの姿を示している。現実を素直に受け取る態度は、我々の周囲にある世界そのものと別のものではない。我々は頭を使って色々な解釈をしたり、感情的にさまざまの受け取り方をするけれども、そう言う人間の考え方や感情を乗り換えて、我々の生きている世界は、ありのままに存在する。こだわりのない、ありのままのこの世の中の受け取り方は、眼の前の情景を素直に受け取ると言う態度の中にある。


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幽村芳春

Author:幽村芳春
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夫と二人暮らし。67歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より
平成13年「授戒」を受け、
平成20年「嗣書」を授かりました。    

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行持の巻に入りました。この言葉は「いまといふ道は、行持より先にあらず、行持現成するを、いまといふ」と示されているところから見ると、保持、持続という事の意味が、時間的継続と関係の薄いところは明らかであり、むしろ持とは宇宙秩序の保時、戒律の保持という意味が強いと解される。そこで行持とは梵行持戒、すなわち正常な行為と戒律の保持を省略した言葉と解される。

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