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正法眼蔵 行持(下) 26

太祖慧可大師の説話について道元禅師の注釈は続きます。

太祖慧可大師は達磨大師を訪ねたが会う事を許されずにいた。そして太祖慧可大師は自ら昔の人が真実を求めた例を考えてみた。ある菩薩は自分の骨をたたき出してその髄を取り供養の材料にし、ある仏教の信者は自分の血を抜き取ってそれを飢えた人に与え、釈尊はまだ真実を体得していなかった時代、ぬかるみにに自分の髪の毛を布いて師匠をわたらせ、ある菩薩は飢えた虎を救うために我が身を与えたという等々の話が伝えられている。

そこで太祖慧可大師は「昔の人々でさえこの様である、取るに足りない自分の様な者が身命を惜しんで何になろう」と思われた。この様に考えると、ますます心意気が盛んになって自分の気持ちを励ました。太祖慧可大師の言葉を我々の様に遅れて仏道修行をする人々も忘れてはならない。ほんの僅かな時間でもこれを忘れた場合、極めて長い期間迷いの世界に沈んだり溺れたりする状態で過ごさざるを得ない。

太祖慧可大師はこの様に昔の人々と自分とを比較して、ますます意気を盛んにし釈尊の説かれた教えを求め、真実を求める心意気とがますます積み重なっていった。そして仏道修行が苦しければ苦しい程、ますます志を励まして何とか仏道修行をしたいと言う念願を強めていった。この様な実情と言うものを想像してみると、あまりのすさまじさに自分の内臓も砕けてしまいそうで、ただただ身の毛のよだつ様な想いがするばかりである。



          ―西嶋先生にある人が質問した―

質問
私は坐禅を毎日やりだしてまだ二ヶ月位なんです。ところが40何日目位でしたか、本当に肉体も変わって来る事がわかりました。足の膝から脂肪の塊があって触るとすごく痛いわけですね、それがなくなりました。心が落ち着いて生活がすごく安定して来た事は実感として味わってたんですけど、そう言うふうに肉体も変わったと言うんでビックリしているところなんです。そういう事は先生はご体験ございますか。

先生
これはもう当然あります。だから坐禅をしていると痩せている人は少し太ってくる。そして太っている人は痩せていくんですよ。健康のバロメ-タ-として身長からいくつか数字を引いて、いくら位の体重が普通の体重だと言う計算の仕方がありますよね、あれはまさに正しいんでね。いわゆる中肉中背になった時が人間は健康なんですよ。そりゃもちろん年齢によっての差はありますけどね。
   
だからあんまり太っている場合でもそれは痩せる方向に行くし、それから痩せ過ぎている場合には、肉がついていくしそういう事は明らかにあります。「いや、そんなうまい話があるもんか」と大抵の人は思うんだけどね。そんな坐禅だけで健康が維持出来るんだったら、医者や薬屋さんがあるはずがないと、こういう事になるわけですけどね。坐禅と言うのは、どうもそういう性格がはっきりありますね。

※私の独り言。     
坐禅を始めて17年。朝晩毎日坐ります。市の検診結果も毎年標準体重で健康に過ごしています。


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プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
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夫と二人暮らし。67歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より
平成13年「授戒」戒名は幽村芳春。
平成20年「嗣書」を授かりました。    

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坐禅をしているという事は、足を組み、手を組み、背骨を伸ばして釈尊と同じ格好をして釈尊と同じ心境になっているという事でしかない。坐禅を中心にして、釈尊の思想が時代が変わり場所が変わっても、その場所、その時代に適応するような形でずっと伝わってきている。

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