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正法眼蔵 行仏威儀 22

仏教界の先輩が言われた。「釈尊は迦葉仏から正しい宇宙の秩序を伝承し、この地球とは別の世界、兜率天に行って教化を施して、今も兜率天におられる」と。

まさに銘記せよ。人間界において二千数百年前に生まれた釈尊は、兜率天に行くとき死去という姿を現すことによって、教化の実を挙げられたが、天上界の釈尊は今でも天上界にあって天上界の教化を行っているのである

そこで仏道を学ぶ人々が承知していなければならないことは、人間界の釈尊にも千変万化の発現や実際の行動や説得があったけれども、これは人間界のほんの一部の場所において光を放たれ優れた姿を現されたという事に他ならない。さらに釈尊は兜率天に行かれても、その教化における内容も多種であり、その領域も多様であろう。

銘記しなければならない。釈尊以来、代々の祖師方によって正しく伝承されてきた偉大な教えが絶えるという問題をもすっかり超越し、またその偉大な真実は有限なものか無限なものかというような問題からも離れるという基本的な考え方は、ただ釈尊の説かれた教えだけが正しく伝承してきたところであり、釈尊以外の教えを信ずる人々の間では、承知していることもないし、また聞いたことのないような優れた性質である。



          ―西嶋先生にある人が質問した―

質問
「君が代」を歌うとか、国歌掲揚の問題に関しては、どういう風にお考えになりますか。

先生
私は、国に歌があり、国旗があるのは当然のことだと思います。だからそれを掲げていいとか悪いとかという議論自身が滑稽だし、「君が代」を歌っていいとか悪いとかという議論自体が滑稽だと思います。国家というものは、国家目的が確立しておれば、お互いに国家を愛するという気持ちが生まれるんです。今日は国家目的がはっきりしておりませんから、「国を愛せよ、国を愛せよ」といくら尻を叩いても中々みんな乗ってこないというだけの事です。

だから日本の国が今一番やらなければならないことは、日本の国がどういう目的に向かって努力する国なのかという、文化目標を確立することの方が大事だと思います。国民が国を愛する気持ちが起きてくれば、国歌を歌う歌わないなんて言う事は問題にならなくなるし、国歌を掲揚するしないなんていう事は問題にならなくなるという事が当然の姿だと思います。だから、そういう議論が起きていること自体が実に奇妙な現象だと思います。

質問
私は今、いろんな国の人とこの道場に住んでいますけど、みんな自分の国をとても愛していますね。愛国者ですよね。

先生
はい。だからお国の事に触れてくると、みんなムキになって頑張る(笑)。


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プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
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夫と二人暮らし。68歳。自営業。愚道和夫老師が講義された道元禅師著「正法眼蔵」をブログで毎日更新し自宅で朝晩毎日坐禅をしています。師事した愚道和夫老師より平成13年「授戒」戒名幽村芳春。平成20年「嗣書」授かる。    

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坐禅をしているという事は、足を組み、手を組み、背骨を伸ばして釈尊と同じ格好をして釈尊と同じ心境になっているという事でしかない。坐禅を中心にして、釈尊の思想が時代が変わり場所が変わっても、その場所、その時代に適応するような形でずっと伝わってきている。

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