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カテゴリ:60・梅華のエントリー一覧

  • 正法眼蔵 梅華 6

    自分(道元)の亡くなった師匠である天童如浄禅師が法堂に上っての正式の説法の際に言われた。釈尊が目の前の事実をありのままに見るように、仏道修行者が素直に物事が見えるようになった時には、眼の前にある雪の中で梅の花が一本の枝に咲いている情景だけがある。しかしまだ冬、現にそれを取り巻いている雪も人々の迷惑の種となっている。一方、雪まじりの春の風が吹きまくる情景の中で、来るべき春のことを考えて喜ぶ余裕もある。...

  • 正法眼蔵 梅華 5

    天童如浄禅師の言葉について道元禅師の注釈は続きます。一般的に言うならば、この世の中におけるすべての花が開く事情というものは、今、目の前にある年を経た梅の木が開くことの恵み深い影響が他に及んで他の花が咲くという風にも感じ取れる。自然の中における花が開くという事にはすべて共通の性質があるから、梅以外の一切の花も梅の花が咲くのと同じような状態で開くという事が言える。そして梅の木も、人間世界における梅の木...

  • 正法眼蔵 梅華 4

    天童如浄禅師の言葉について道元禅師の注釈は続きます。梅の花が咲く、雪が降るというふうな現象というものとこの世の中があるという事とは別のことではない。花が開くことにおいて世界が現に目の前にあるという事が現れてくるのであるし、そのような時点というものが「ああ春が来たな」という事実でもある。五枚の花弁が開くことによって一つの花が咲くという事実がある。このような一つの花が開くという時点は、また三つの花が開...

  • 正法眼蔵 梅華 3

    天童如浄禅師の言葉について道元禅師が注釈されます。今ここで天童如浄禅師が説法の形で述べられたところの梅の古木は、限定のない非常に大きな内容を持ったものである。梅の木は急に花を開くし、またそれから何か月か経つと梅の実を結ぶ。自然の一つの現象であるけれども、なかなか捕捉しがたいような大きな内容を具えている。冬の11月に梅の花が咲いたという事は春の様子を示しているし、また周囲の雪に閉ざされた情景というもの...

  • 正法眼蔵 梅華 2

    「梅華」の巻、本文に入ります。自分(道元禅師)の亡くなった師匠である天童如浄禅師は、大宋国の寧波市天童寺にある景徳寺の第三十代の住職の大和尚である。法堂における正式の説法の際に次のように言われた。この天童山の冬の十一月をまず第一に表すものは、ごつごつと節くれだった梅の古木である。時節が来ると急に咲きだし、一つ、二つ、三つ、四つ、五つというように無数の花がつく。その清らかさは、敢えて誇示する必要もな...

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プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
夫と店を始めて43年。生活=仕事。毎日朝晩自宅で坐禅をし、愚道和夫老師が講義された道元禅師著「正法眼蔵」をブログで紹介しています。師事した愚道和夫老師より平成13年「授戒」平成20年「嗣書」を授かりました。    

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