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カテゴリ:21・看経のエントリー一覧

  • 正法眼蔵 看経 22

    大先輩である薬山惟儼禅師が、高沙弥に質問して言う。禅師問う:お前は真実を得たといわれているけれども、経典を読むことによって真実を得ることができたのか、師匠の説法を聞くことによって真実を得ることができたのか。高沙弥答える:自分は経典から得たわけでもありませんし、また師匠の説法を聞いて得たわけでもありません。禅師問う:世の中には経典も読まなければ、説法も聞かないたくさんの人々がいる。それらの経典も読ま...

  • 正法眼蔵 看経 21

    現在、釈尊以来の伝統を保持している教団においては、経典を読むその読み方については様々の種類がある。一つには、寺院にたくさんの寄付をした人が寺院に来て、僧侶に対して「どうかお経を読んでください」と頼み、その頼みに従って僧侶が全員で経典を読む場合がある。あるいは何がしかのお金を寺院に寄付して、「毎日お経を上げてください」という頼み方をする場合もある。あるいは僧侶自身が自発的にお経を読む場合もある。この...

  • 正法眼蔵 看経 20

    雲居道膺禅師の教団に一人の僧侶がいて、ある時、自分の部屋で経典を読んでいた。その時、窓の外を通りかかった雲居道膺禅師がその僧に質問した雲居道膺禅師問う:お前さんが今、声を出さずに読んでいる経典は一体何の経典だ。僧答える:これは「維摩経」であります。雲居道膺禅師言う:私はお前に経典の名前が「維摩経」だと言うふうな事を聞いたのではない。お前が読んでいる経典は、言葉で説明する事のできない何かを教えている...

  • 正法眼蔵 看経 19

    冶父道川禅師の話に入る前に西嶋先生が解説されます。前回の薬山唯儼禅師は経典を読むことは、常日頃はやらなくてもいい事であって、自分の目が冴え過ぎている、あるいは自分の頭が冴え過ぎている時に、それを曇らせるために経典を読むのだと言われた。ところが冶父道川禅師の言葉は、薬山禅師の立場と全く逆に、経典を読むことそのものを真正面から最高のものとして肯定しておられる。仏道というのは、このように相矛盾する考え方...

  • 正法眼蔵 看経 18

    薬山唯儼禅師と僧侶との問答について道元禅師の注釈は続きます。このように考えてくると、眼と経典とが完全に一つになった状態でないならば、眼の鋭さを和らげて本当の意味でものが見える様になり、教典を読める様になると言う効果というものは出にくいものである。眼の鋭さを少し減らして、本当のものが見えるようになるという事は、眼と経典とが完全に一つになった時に他ならない。それからまた薬山禅師が、「たとへ経典が牛の皮...

プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
ご訪問、ありがとうございます。
夫と二人暮らし。67歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より
平成13年「授戒」を受け、
平成20年「嗣書」を授かりました。    

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仏向上事の巻に入りました。 仏(真実を得た人)とは、真実を得た後もさらにその事を意識せず日々向上の努力を続けている生きた人間の事である。そしてこのように真実を得た後も日々向上に努力して行く人のことを仏向上人と言い、その様な努力の事態を仏向上ノ事と言う。道元禅師が諸先輩の言葉を引用しながら説かれます。

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