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カテゴリ:18・心不可得(前)のエントリー一覧

  • 正法眼蔵 心不可得(前) 8

    道元禅師の説示は続きます。哀れなことではないか。徳山禅師も、老婆も、過去の心も未来の心も、質問も、それに対する返答も、ただただ五里霧中の状態になってしまっている。 徳山禅師はそれから後も、大した解明をしたとも見えない。ただ荒々しい様々な出来事、落ち着きのない日常生活というものがあったに過ぎない。長い間、竜澤の崇信禅師のもとで修行をしていたならば、頭に生えている得意の角が折れて本当の人間になりえた時...

  • 正法眼蔵 心不可得(前) 7

    道元禅師の説示は続きます。徳山禅師がどう考えていいのかわからなくてまごまごしているときに、老婆は餅を三つ取りだしてそれを徳山禅師に与えたらよかろう。そして徳山禅師が餅を取ろう手を出した時に老婆はここで「過去心不可得・現在心不可得・未来心不可得」という「金剛経」の文句を教えてやればよい。もしもまだ徳山禅師が迷いに迷っていて、せっかく差し出した餅を取ろうしないならば、餅を一つ取り上げて徳山禅師の頬っぺ...

  • 正法眼蔵 心不可得(前) 6

    道元禅師の説示は続きます。ではここで、私(道元が)が試しに二人に代わって言うべき言葉を言って見せよう。まず徳山禅師は老婆の質問に対して「そのような事を言うならば、お前は私に餅を売らんでもよろしい」と。この程度のことを、もし徳山禅師が言う事が出来たならば、かなり出来た人と言う事が出来よう。 そしてまた、老婆に対して徳山禅師が次のような質問をするかもしれない。「過去・現在・未来のいずれの時間においても、...

  • 正法眼蔵 心不可得(前) 5

    道元禅師の説示は続きます。大宋国(中国)における僧侶達が、徳山禅師が老婆に対して答える事ができなかった事をただ訳もわからずに笑い、老婆が途轍もなくよく出来たと誉める事は、非常に頼りない話である、非常に愚劣な話である。徳山禅師がしっかりしていなかった事はハッキリしているけれども、老婆の方もハッキリしていたかどうかそれはわからない。なぜかと言えば、老婆を疑うだけの理由がないわけではない。 この老婆と徳山...

  • 正法眼蔵 心不可得(前) 4

    道元禅師の説示は続きます。数百巻の書籍の解釈をするところの最高権威者とも言われ、また数十年にわたって「金剛経」を講じてきた僧侶が、身なりの粗末な老婆の質問を受けて、その質問に返事ができなかった事は非常に残念な事ではなかろうか。正しい師匠に出会って正しい師匠から教えを引き継いで、正しい釈尊の教えを聞いた事のある人と、まだ正しい教えを聞かず、まだ正しい師匠と出合ったことのない人とでは、その内容が非常に...

プロフィール

幽村芳春

Author:幽村芳春
ご訪問、ありがとうございます。
夫と二人暮らし。67歳。自営業。
自宅で毎日(朝・晩)坐禅をしています。
師事した愚道和夫老師より
平成13年「授戒」戒名は幽村芳春。
平成20年「嗣書」を授かりました。    

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坐禅をしているという事は、足を組み、手を組み、背骨を伸ばして釈尊と同じ格好をして釈尊と同じ心境になっているという事でしかない。坐禅を中心にして、釈尊の思想が時代が変わり場所が変わっても、その場所、その時代に適応するような形でずっと伝わってきている。

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